●トップページ

2013年冬出品リスト
●ウィッチクラフトワークス/多華宮君と火々里さん
●ゼロディバイド/ゼロ
●ゼロディバイド/タウ
●伝染るんです/すずめ
2013/1月
皆様こんにちは()・ω・) 年一ペースで新作を提供するのがいっぱいいっぱいのやっしーです。
毎回冬のワンフェス終了後の反省会と称した飲み会で次回作の構想を練って、
5〜6月辺りからのらりくらりと新作の製作を開始します。
今年は最近お気に入りの漫画の中から
水薙竜:作『ウィッチ クラフト ワークス』 講談社刊からモチーフを頂くことにしました。
月刊goodアフタヌーンにて好評連載中です!
昨年と一昨年とゼロ・ディバィドシリーズ(ゼロタウでロボ連作してきての人物フィギュアです。
冬のワンフェス卓上がカオスになるなと思いましたが、やはり作りたい物を作らないと
モチベーションが維持できないので迷う事なく製作開始!
その後製作中にアニメ化も決まり「風は俺に吹いている!!」と無駄にテンションが上がりました。




立体にする元となるデザインはかなり迷いましたが、やはりヒーロー(火々里さん?)と
ヒロイン(多華宮くん?)がセットで作りたかったので
2人1組の構図である1巻表紙デザインからチョイスしました。




立体にする元となるデザインはかなり迷いましたが、やはりヒーロー(火々里さん?)と
ヒロイン(多華宮くん?)がセットで作りたかったので
2人1組の構図である1巻表紙デザインからチョイスしました。

実はこの2人1組の構図、以前の作品順と夕歩で経験しているのですが
2人の人物のすり合わせが異常にしんどかった記憶がありました。
懲りずに似たような構成にするあたり、
自分は以外とカップリング萌えなのかもしれないと思ったり思わなかったり。

構図が決まった所で作りたいサイズに合わせてイラストを拡大コピーし、
それをゲージに人物をファンドでモリモリしていきます。
まずは気軽に練り練り盛り盛り適当に2人を作っていきます。
注意する事はなし思うまま作っていきます。



まずは棒状のファンドを作り、肉付けしながら人型に組み上げていきます




どんどん肉付けしていき、服のディテールも追加していきます。




火々里さんをどんどんグラマラスにしていきます。
さらにエポパテ等で手のひらを作ったりしています。
ファンドの乾燥に100Wの白熱電灯(かなり熱い!)を使っているのですが、
買ったばかりのカッターマットを近づけすぎて歪んでしまいました(上写真)ショック!!
そうこうしているうちに版権申請の期日が迫ってきてしまったので
一気にマントや帽子、小物類の概形を作り、版権申請に差し支えないギリギリの形をでっち上げます。



申請用写真正面
多華宮くんが大きいようです。




申請用写真左面
バランスがトップヘビーですね。
台座のボリュームを増したほうが良さそうです。




申請用写真背面
逆に火々里さんは一回り小さく感じました。




申請用写真右面
等身も少し低い気がします。




申請用写真顔周辺アップ
アップにするとベストなバランスな様に思えるのですが・・・立体は難しいです。
この時点でのこの出来はヤバめで、かなり焦って進めていました。
10月のこの時点では全体工程の15%程度の進行でした。
2人を組み合わせてみると一枚絵としてのバランスがかなり悪く、
最初の写真から多華宮くんはどんどん小さくし、
火々里さんは逆に巨大化・巨乳化させて調整していく方針を決めました。
なんとか版権写真は撮ったものの工程の遅れは実感していたので
(いつもならここで中ダルみするのですが)ちまちまと製作を続け、
火々里さんは二度、三度と巨大化・巨乳化していき、
年末ギリギリで原型アップとなりました以下原型完成写真です。


原型完成写真正面
火々里さんは版権申請時より二廻り程大きくなり、
多華宮くんの下から見える足がより露出する様になりました



原型完成写真左面
台座を大きくした事でトップヘビーな構成に
絵的なバランスと物理的な安定感を与えています。




原型完成写真背面
髪の表現は毎回得意じゃないなと感じます。
以前製作したライダーの時もそう思いました。
参考になるフィギュアとか買わないからだと思います。
マントが重いのでスタンドで支えています。
実際に製作する時はマントも真鍮線で固定可能なのでスタンド等は不要になります。




原型完成写真右面
マントのファーの表現に苦労しました。
表現方法、モールド付け、仕上げのヤスリといずれも苦心。




原型完成写真顔周辺
アップフィギュアの目は掘る派の俺、眉毛は凸モールドです。
火々里さんの髪が一部黄色いのは、サフの吹き忘れです。
さらに多華宮くんにはネクタイを取り付けるのを忘れています。
ホントはもっと原型の精度・解像度を上げたい所でしたが、毎年その見切りを付けられないで
最後にヒーヒー言って爆死しているので90点ぐらいの仕上がりで『可』としました。
そんな訳で年末年始の休日前になんとか原型完成まで持って行けたので、
その後の連休を利用してエッチらオッチらと複製型を作り倒していました。
使用したシリコンは8kg、昔のシリコン型を切り刻んでカサ増ししつつも8kg使っています。
そうして出来上がった複製用の型は全部で10個。
20個販売、1個サンプル製作する予定なので型をクランプ⇒キャスト流す⇒型から外すの作業を
最低210回も繰り返すのかと考えると気が遠くなりそう(ノД`)
普通の仕事を持つ身としてはどう考えても1ケ月は掛かります。
過去5回のWFを経験してやっとこさ理解しました。
今回の裏テーマはスケジュール管理です。
先日、気泡だらけのテストショットをなんとか組み上げ、1年間の集大成
血と汗と涙の結晶『多華宮くんと火々里さん』が拙いながらも完成です。









完成写真正面
配色はデザイナーでもある相方でえら君の
壮大なるアドバイスでかなりいい感じになりました。




完成写真左面
ほうきの軸は2.0mmの真鍮線そのまんまです。
当初は塗ろうかと考えていたのですが、違和感がないのでそのまんまにしました。
サボリや手抜きではありません。




完成写真背面
塗装時間はサフから含めて約24時間程で完成。
我ながら塗装の手は早い方だと思います。




完成写真右面
炎はクリアパーツです。
キットでは表面処理が今ひとつですが、
クリアーを厚吹きすると綺麗なクリアパーツになります。




完成写真顔周辺
アップ顔には、タミヤのフィギュア用ウェザリングマスターでお化粧しています。

写真では分かりづらいのが残念です。
実物はかなり綺麗に出来ていると思うので是非完成品を当ブースに見に来て下さい。

なんとイベント20日前にサンプル完成と言う今までにないスケジュール管理!
余裕をもってHPに告知も出来ました。

残すところは販売品の確保。
今のペースで行くと予定の20個が準備できそうですが、
これから複製の他に組立説明書とパッケージも準備しなければなりません。

残り一週間気が休まる日はありませんが、
当日皆さんがツインヘッドブースにたくさん遊びに来ていただけると報われる気がします。

それではワンダーフェスティバル2013Winter
当日にお会いしましょう。
ぐっばーい(?≧?≦)